
私がマラソン大会に参加してきた経験の中で、マラソントレーニングの考え方を180度転換する出来事が3つありました。
月間300キロ走ったらトレーニングで力を出し切れなくなった
走り込みの練習をやめたらより走れるようになった
ARMTOKYOの会員さんたちとフルマラソンを走ったらリタイアする人0で全員完走。さらにその後の晩御飯(巨大船盛)をみなさん普通に平らげてしまう。翌日SUPをしたが体の痛みや疲労で欠席者なく皆さん参加
今回は3つ目の驚きのエピソード、ARMTOKYOの会員さんたちとフルマラソンを走ったらリタイアする人0で全員完走について、深掘りしてお伝えします。
フルマラソン完走率100%という驚異的な記録
これは私が経験してきた中でも本当に驚きの出来事でした。
前回の記事で、私自身が月に300㎞の走り込みをして逆に力を出し切れなくなり、師匠から提案されてランナーの練習としては当たり前にする走り込みをやめてから痛みに悩まされず走れるようになりました。
自分自身の今までのマラソン完走トレーニングに対しての考えを180度転換する経験でした。
しかし、私はトレーニングコーチで学生時代に陸上部経験者でしたので「こんな自分だからそれができたのかも?全くランニング未経験の方が走り込みをしなくてもマラソンを走れるのか?」このような疑問が頭の片隅にはあったことも事実です。
夏合宿でのフルマラソン企画
そんなときARMTOKYOの夏合宿に参加することになり、ここでARMTOKYOの会員さんたちとフルマラソンを走る企画を作ることになりました。
千葉の九十九里浜から御宿へ民宿まで42.195㎞のコースを作成し、10数名いますからハプニングも想定しながらGoogleマップを見てあーでもないこーでもないと考えました。
当日はどうなるだろう?ARMトレーニング歴がまだ数か月の方、ランニング練習なんてしたことがない方も数名いらしたので、私の頭の中では正直リタイアが数名出るかもしれないと予想していました。
予想を覆す驚きの結果
合宿に入りマラソンスタートをして、私は先頭集団の監視役、ほかのコーチも散らばって会員さんたちがゴールできるようサポートしました。
途中大雨に見舞われたり、意外と起伏がある場面でも出てきて多少アクシデントもありながら、マラソン経験もない会員さんたちが最後までやり遂げる姿を見てゴールのときにはハイタッチして感動しました。
ゴールしてからは私は、まだ走られている方たちのサポートにためにコース戻りました。
歩かれている方もいましたが、みなさん笑顔で充実した顔でゴールをされました。 ここで思ったことが「え?全員ゴール?リタイア0?」
フルマラソン経験者でも驚くべき結果
フルマラソン経験者ならわかると思うのですが、はじめて走ったときに30キロの壁にぶち当たったり今まで経験したことがないような足の痛みが出てリタイアした方もいると思います。
そのような方が皆無だったのです。
びっこひくような動作をしていた方もなく民宿へ歩かれお風呂に入りお食事へ。
驚きは食事でも
そしてここでも驚いたのですが、マラソンを走ると内臓がやられる方も多いですよね。
走った後の食欲がわいてこなくて食事が喉を通らなかった経験がある方も多いはずです。(私も内臓があまり強くないタイプなので)
なので夕食にその民宿で名物の特大船盛が出てくるのですがほとんど手をつけれない方もいるだろうと思っていたのです。
ところが、みなさん食欲旺盛にパクパク平らげている。 頭の中は?だらけでした。
翌日のアクティビティも全員参加
翌日は川でStand Up Paddle Board(スタンドアップパドルボード)の予定でここでもマラソンの疲労が取れず欠席される方も想定していましたが、それも0でした。
ARMトレーニングがもたらした驚きの効果
その頃の私はARMトレーニングコーチとしてまだまだ未熟で本当の意味で基礎体力・筋力のベースが高い体とは?わかっていませんでした。
ARMトレーニングで内臓も鍛えられどんな時でも食事をしっかり摂れてそれがちゃんとエネルギーとして使われる体であること。
トレーニングは一種のストレスですからフルマラソン完走よりも強いストレスをレッスンで体験していれば完走できる確率がグッとあがること。
痛みの耐性が上がり多少の痛みは大したことではないと思えるメンタルになること。
短時間で自分の限界を少し超えるくらいの力を出すことで回復スイッチが体と心に入ること。
それを継続することで、翌日に疲れを持ち越さない、回復力の高い体にしていけること。
ARMトレーニングで私が指導いただいていることを会員さんたちを通して、リアルに目の当たりにさせて頂いた貴重な経験となりました。
最後に
この記事では、ARMTOKYOの会員さんたちとフルマラソンを走った経験を通して、私が学んだマラソントレーニングの新たな可能性についてお伝えしました。 この経験は、私自身のトレーニングに対する考え方を大きく変えるものであり、今後もこの経験を活かして、より効果的なトレーニング指導をしていきたいと考えています。
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