
先日、ARMトレーニングコーチセミナーの打ち上げでマラソンの話題になりました。
秋から大会も多くなるので、エントリーしたもののこの暑い中での練習どうしようかな?と考えている方も多いと思います。ぜひご相談ください。
私は10年以上前ですがフルマラソン・トレイルラン・ウルトラマラソン(最長140㎞)の大会によく出ていました。
1人で明石海峡大橋から自宅までの100㎞を走ったこともあります。
ベアフット(裸足)ランもやりましたね。
ほかに練習では息を止めて走ったり
目をつむって走ったり
今考えると「よくそんなことやったな(笑)」ということをたくさんしてきました。
私個人が経験してきた中で、マラソントレーニングの考え方を180度転換する出来事が3つありました。
月間300キロ走ったらトレーニングで力を出し切れなくなった
走り込みの練習をやめたらより走れるようになった
ARMTOKYOの会員さんたちとフルマラソンを走ったらリタイアする人0 全員完走(10数名) さらにそのあとの晩御飯(巨大船盛)をみなさん普通に平らげてしまう 翌日川でSUPをしたが体の痛みや疲労で欠席者なく皆さん参加
今回は1.を書いていきます。
1.月間300キロ走ったらARMトレーニングで力を出し切れなくなった
これは体験したとき正直ショックでした。
みなさんマラソンをはじめるとどんな練習からはじめますか?
だいたいの方はゆっくり走り、2㎞→5㎞→10㎞・・・と距離を少しずつ伸ばしていきます。
ご多分に漏れず私もそこからスタート。
次にフルマラソンの大会にエントリー。
mixiなどSNSからランイベントなどにも参加してラン仲間も少しずつ増えていき、いろいろと情報交換。
毎月どれくらいの距離を走ってます?と、みなさん走る距離の話題が多く、ある程度走れるようになると月間300㎞(毎日10㎞ほど)が目標として、自信をつけていくランナーさんが多いです。
確かにこれくらい走り込みできれば大会で結果を出せるだろうなと思い私もトライしてみました。
けれどやってみてわかったのですが毎日10㎞(できないときは一気に20㎞)走っていると、疲労が溜まる、さらにその疲労が抜けきらずまた長距離を走るので、膝や股関節などをいろんな箇所を痛めてしまったのです。
「けどやると言ったからにはやらなきゃ」
「走り切れば体力ついてフルマラソンも走り切れる」
と思い、痛みはだましだましで月間300㎞に到達しました。
ここからが私の中で衝撃だったのですが
300㎞到達した数日後に、毎月参加しているARMトレーニングコーチセミナー。
新しいARMのトレーニングメニューを指導してもらうのですが・・・
自分史上最悪に力を出し切れなかったのです。
疲れてきたらすぐ諦めてしまう
出し切ろうと思っても力が出てこない
苦手な動きに果敢にチャレンジできない
「あれ?あれ?あれ?」
どうなってるんや?自分の体は
普段ならこれらの逆でトレーニングで追い込まれたとき
よっしゃここからや!まだいける!伸びしろポイント!
と思えるのに、それも全く思えない。
ひと言で「がんばれない」自分になっていたのです。
これはもうショックで、悔しい、情けない、恥ずかしい気持ちでした。
なんで300㎞も走れたのに?と頭が混乱しました。
実はARM的に言いますと300㎞走ることで
私の体力・筋力・メンタルすべてが「老化」してしまっていたのでこのような現象が起きたということなのです。
ランニングは全身運動と言われますが
動き自体は小さいですよね?
それを何千・何万回と単調な動きを繰り返すスポーツなので、使う筋肉も限られてきてそこに疲労・痛みが出やすい。
筋肉の疲労が溜まり硬くなっています
筋肉の硬さ=考え方も硬くなる
(柔軟性がなくなる)
走れば走るほど体(筋肉)は慣れが生じますので
省エネ運転で走るようになります。
だから長い距離が走れるようになるのですが
最初に走った頃に比べると体と脳への刺激がどんどん少なくなるのです。
(ランニング以外の動きへの対応力がガクンと落ちてしまう)
刺激が少ない=体と心の老化
となっていきますので
痛みが出やすくなる、痛みの耐性が低くなる、回復力が低くなる。
もちろんどれだけ走り込みをしても、負傷がない痛みが出ない人もいます。
けれどそれはランナーの中でもほんの数%です。
私の知り合ったランナーでも9割以上はどこかしら痛みを抱えている、もしくは痛めた経験がある方でした。
中には痛み止めの注射や錠剤を服用して
テーピングをグルグル巻いてそこまでして
大会に参加されるランナーもたくさん見てきました。
ランニングを初めた方の多くは健康のためにと思い、スタートした方が多いと思いますがなぜ?と思うことをたくさん見てきました。
本当の意味で健康に楽しくマラソンを楽しむには?
身をもって経験したことは「2.走り込みをやめた」ことでした。
そこでこれまで自分の中にある
マラソン完走のための知識やイメージが
ガラガラと崩れていく体験をしたのです。
長文になりましたので2へ続きます・・・
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